取引先への請求書発行・封入・発送といった細かい作業は、必要な作業とは言え煩わしいものです。それらを発送したあとには、入金確認も行う必要があります。こうした作業や管理を引き受けてくれるのが、請求代行サービス業者です。請求書発行にともなう煩雑な作業はもちろんのこと、入金確認管理や与信管理も引き受けてくれます。
請求代行サービスの業者によっては、督促といった作業も代行してくれるため、企業にとっては非常に便利なサービスです。すでに欧米諸国では請求作業は請求代行業者に依頼する、といった考え方が浸透しています。日本でも同じように、これからは請求作業を代行業者に一任する可能性があると言えるでしょう。請求代行サービスを利用する際には、注意点もあります。
まず最初から代行業者任せにしている場合、大切な請求業務が会社の人間に浸透しないという点です。スキルや知識が身につかない可能性があり、資金の回収方法など企業の成り立ちに関する知恵が不足することが考えられます。担当社員がひとり抜けてしまうと、回収が不可能になることもあるでしょう。また、請求代行サービスを利用する際には切り替えをスムーズに進める必要があります。
社内での新しいルール作りだけではなく、取引先に対しても同じように説明と理解を求める必要があるのです。加えて、取引先の数や依頼するサービス内容を増やすことで、手数料もかかります。このコストを計算しつつ依頼をしなければなりません。
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